右肘の問題で今季途中から戦線離脱を余儀なくされたメッツのジェイコブ・デグロム投手が、ケガの悪化はMRIの検査中に取らざるを得なかった体勢が原因との見解を語った。MLB公式サイトが伝えている。

デグロムは今季、先発15試合で7勝2敗、防御率1・08をマーク。サイ・ヤング賞とMVP候補に名が挙がっていたが、右前腕の張りのために7月半ばに負傷者リスト(IL)入りした。

その後受けたMRI検査の結果は、右前腕部に軽度の張りがあるというもので、重傷との診断ではなかった。だが、その後痛みは右前腕から肘まで広がり、経過観察のMRI検査で右肘の内側側副靱帯(じんたい)の炎症が認められた。その後の検査で、靱帯の損傷はないと診断されたが、デグロムがマウンドに戻ることはなかった。

デグロムは、MRIの検査中にトンネル内でうつ伏せになり、すでに違和感の出ていた肘を1時間近く持ち上げなくてはならなかったと明かし、「正直なところ、あれで悪化したと思う」とコメント。最初に受けたMRIの検査中に悪化の原因があったと述べた。