エンゼルス大谷翔平投手(27)の受賞が最有力視されているMVPが18日(日本時間19日)、発表される。ア・リーグは米専門局MLBネットワークの番組で、日本時間午前8時35分ころの予定。大谷とともに、48本塁打で本塁打王に輝いたブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)と、同チームで45本塁打を放ったマーカス・セミエン内野手(31)が最終候補に入っている。

大谷は今季、打者として155試合に出場し、打率2割5分7厘、46本塁打、100打点。投手としては23試合に登板し9勝2敗、防御率3・18だった。

選出は全米野球記者協会の会員30人の投票で、最多ポイントを獲得した選手が選出。17日付のESPN電子版は「実際問題、オオタニは当確であり、14年のトラウト(エンゼルス)以来の満票ア・リーグMVPになるかどうかだけが注目点だ」と指摘している。受賞すれば01年のマリナーズのイチロー外野手以来、日本選手では20年ぶり2人目となる。

注目の受賞発表に先駆け、17日には大谷ががんなどの重病で闘病する子どもとその家族を支援する非営利団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付を行うと発表された。選手間投票「プレーヤーズチョイス賞」の受賞にともなう慈善活動で、受賞者が賞金を自ら選んだ慈善団体に寄付することが慣例となっている。