MLBがロックアウト中のなか、メッツの球団マスコットである「ミスター・メッツ」と「ミセス・メッツ」は市中の各種イベントに駆り出されて大忙し。結婚披露パーティーや誕生祝いなどの席を大いに盛り上げているという。メッツの地元紙、ニューヨーク・ポスト(電子版)が11日に報じた。

ミスター・メッツは12月に12件以上のイベント予定が組まれており、そのうち5件が結婚披露パーティー。2日にはニューヨーク在住のカップルが126名を招いた披露宴に、招待者のひとりとして出席した。熱狂的メッツファンである新郎へのプレゼントとして、新婦が費用を支払ったという。

ミスター・メッツは1時間以上もその場にとどまって、出席者と一緒に写真に納まったり、ハイタッチやダンスをしたりと、その場を大いに盛り上げた。

新郎は、ミスター・メッツの姿を会場に見つけた時の気持ちを「まるでシェイ・スタジアムに座っていた子供時代のように、喜びの光が差し込んだようだった」と述べた。

マスコットをイベントに呼ぶためには1時間あたり600ドル(約6万6000円)の費用がかかるが、そのほとんどは球団を通じて慈善団体に回されるという。