13年前に事故死した悲劇の投手、エンゼルスのニック・エイデンハートさんの遺族が、同投手の生前の背番号「34」を受け継ぐことになった先発右腕ノア・シンダーガード(29)を歓迎した。17日付のジ・アスレチックが伝えたもので、義父のデュエン・ギジェスさんが「シンダーガード以上にこの背番号がふさわしい選手はいない。彼のようなタイプの、力のある投手につけてほしかった」と歓迎したという。

エンゼルスの期待の新星だったエイデンハートさんは、22歳だった2009年4月9日、シーズン初登板後に仲間の車でカリフォルニア州の道路を走行中に追突され、病院搬送後に死亡。追突した車の運転手が飲酒状態で、事故後に逃走する悪質なものだったこともあり、将来有望なエイデンハートさんの悲劇的な死は球団とファンに大きな衝撃を与えた。

ギジェスさんは「今は、ニックという投手がいてどのように亡くなったかということを知らない世代の野球ファンもいると思う。シンダーガードの存在が、ニックを語るきっかけになればと願っている」と話した。