2022年、二刀流が早くも“初タイトル”を手にした。エンゼルス大谷翔平投手(27)が、トレーディングカードの老舗TOPPSのベースボールカード・シリーズ1のNO・1カードになった。同社が19日、発表した。同カードはファン投票によって決まり、歴史あるカードの各年のNO・1はトップスターの証しとして注目される。21年に各賞を総なめしMLBの顔となった大谷が、また新たな栄誉を手にした。

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野球カードの歴史は古く、米国では1860年代に作られたものも見つかっている。当初は企業のプロモーションなどに使用され、主にたばこやお菓子の景品として流通した。野球カードの価値は近年高騰し続けており、コレクションとしてだけでなく投資アイテムとしても人気を集めている。昨年だけで最高落札額を2度更新した。現在の最高額は、初代殿堂入りメンバーのホーナス・ワグナーのカード(1909~1911年、アメリカン・タバコ社製)で昨年8月に660万6000ドル(約7億2700万円)で落札された。現役選手では、20年2月に落札されたエンゼルスのマイク・トラウト外野手のルーキーカードの393万6000ドル(約4億3300万円)が最高額(野球カード全体では3番目)。