米ニューヨーク・ポスト紙が22日(日本時間23日)、今季からメジャーリーグで「大谷翔平ルール」が導入される見込みであることを伝えた。

今シーズン以降、両リーグでDHが採用され、投手は基本的に打席に立たなくなる。一方で、エンゼルス大谷翔平投手(27)は昨季から登板時にDHを解除し、投打で同時出場するリアル二刀流として起用されていた。

記事によると、新しいルールが導入されれば、DHで投手としても登板が可能で、降板した後でもDHで打席に立つことができるという。例えば5イニングで降板しても、DHとして試合終了まで出場が可能。二刀流選手の増加を狙う意図があるようだ。

大谷は昨年7月のオールスター戦でア・リーグの「1番投手」として出場し、1回表に打席に立ち、その裏に投手としてマウンドに上がった。降板後はDHで2打席目に立った。

新ルールなら大谷やエンゼルスにとって大きなアドバンテージとなる。個人としては打席数がさらに増え、本塁打増も期待できるうえ、チームとしては得点力アップにもつながりそうだ。

マドン監督は「我々にとっては素晴らしいニュースだ。もちろん、彼だけがそのルールを定期的に有効活用できる唯一の人間であることは議論になるかもしれない。我々のチームとしては、ゲームメークがしやすくなる」と話した。