エンゼルス大谷翔平投手(27)が7日(日本時間8日)、メジャー5年目で初の開幕マウンドに上がる。相手は昨季ア・リーグ西地区を制覇し、アルテューベ、ブレグマンらを擁する強力打線のアストロズ。過去4年間の対戦成績は0勝2敗、防御率6・86で、同地区では唯一、勝ち星を挙げていない宿敵だ。また、昨年はシーズン初登板で直球の最速101・1マイル(約163キロ)をマーク。過去最高の状態でメジャー最速の更新なるか、注目される。
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“因縁”の対決から、大谷の22年シーズンが開幕する。本拠地にアストロズを迎えての4連戦。その初戦、開幕戦のマウンドに上がる。5日の試合前、大谷が「1戦目を取るか取らないかで流れも変わるかと思うので、4連戦の頭を取れるように集中してゼロに抑えたい」と話したように、開幕ダッシュへの重要な一戦。打者では「1番投手」で出場の見込みで、チームが好スタートを切れるか、投打で大谷が命運を握る。
対戦成績では分が悪い相手で、雪辱が期待される。中でもア軍の主軸の被打率はアルテューベが打率3割3分3厘、ブレグマンが同4割2分9厘、アルバレスは同4割と打ち込まれている。だが、大谷は今春キャンプでスプリットとチェンジアップの中間球とされる新球を磨き、進化した姿を披露。打者の手元でシンカーのように沈む魔球が駆使できれば、これまでと同じようにはいかないはずだ。
過去には18年9月2日、右肘のリハビリからアストロズ戦で復帰登板を果たした後、右肘に新たな損傷が発覚して、数日後に球団からトミー・ジョン手術の勧告を受けた。20年8月2日は、登板後に右前腕の故障が発覚。その後、打者専念となった。アストロズ戦は、何か因縁めいた出来事もあるが、投打で圧倒できれば、大谷自身も波に乗っていけるだろう。
ピンチで力を入れる直球の最速にも注目だ。昨年は開幕4戦目の4月4日、ホワイトソックス戦で101・1マイル(約163キロ)を計測。これがシーズン最速となった。同年のオープン戦でマークした101・9マイル(約164キロ)がメジャー最速。今季、「一番いい状態」と話す大谷が、自己ベストを更新する可能性もある。8年ぶりのプレーオフ進出へ、ライバル撃破は欠かせない。そのために、投打でキーマンとなる大谷。22年バージョンの二刀流が、初戦から全開でいく。



