「3番DH兼投手」で先発したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、6回92球を投げ2安打5奪三振1失点で降板し、4勝目はならなかった。

6回は1死を奪い、球数が84球となった場面で、三塁側ベンチからワイズ投手コーチと水原通訳がマウンドに駆けつけた。

確認作業を行ったが、続投。続く3番崔志万をカーブで空振り三振に打ち取ると、大谷は自ら続投を志願するかのように、三塁側ベンチの動きを手でストップ。最後は2ストライクからカーブで見逃し三振に打ち取った。

1回は15球で3者凡退に打ち取る、順調な立ち上がりだったが、2回に先制ソロを許した。

2回2死。6番キーアマイヤーに対して、1ストライクからの2球目。86・9マイル(約140キロ)のスプリットが抜けて高めに入り、右中間スタンドに運ばれた。2回は3球で2死としていたが、直後に先制を許した。

3回は1死から四球と暴投で1死二塁として、再び四球。1死一、二塁のピンチを招いたが左飛、スプリットで空振り三振を奪い、無失点で切り抜けた。3回までの球数は49球。

4回は2死から2回に先制ソロを許したキーアマイヤーと対戦。2ストライクと追い込むと、捕手のサインに首を振ってカーブを選択し、空振り三振に打ち取った。

5回は2死から左前打と暴投で2死二塁のピンチを招く。1番ディアスに対してフルカウントから、雄たけびをあげながら直球を投げ込み、二ゴロに打ち取った。グラブをたたいてベンチに戻った。

打線は好調トラウトが休養のため先発を外れ、6回まで得点を奪えず。大谷も第3打席まで1安打。4勝目の白星はつかなかった。