【インディアナポリス(米インディアナ州)25日(日本時間26日)=為田聡史】 また打った。腰痛からのメジャー復帰を目指すパイレーツ筒香嘉智内野手(30)が、傘下3Aインディアナポリスの一員としてメンフィス戦に「4番一塁」でスタメン出場。1回2死一、三塁、相手左腕の94マイル(152キロ)を左前にクリーンヒットした。実戦復帰後初打点となる適時打に「追い込まれた中で真っすぐに反応できたことが良かった」とうなずいた。

実戦復帰3戦目に入り、2戦目から4打席連続の安打をマーク。この日も7回終了までの出場で3打数1安打1打点で、打率5割7分1厘と好調をキープしている。守備も軽快にこなし「やっぱり、打って、走って、守る。トータルの部分で状態を上げていかなければいけない。そういう意味では、いろんなプレーがあったほうがいい」と充実感を漂わせた。

26日(日本時間27日)の同戦後に首脳陣とミーティングを行い、今後の方針を調整する。「プログラムに沿ってというのが大前提。自分のやれることをやる。いい準備を続けていく。それしかないので」と言った。ナ・リーグ中地区の同率首位のカージナルス、ブルワーズと10.5ゲーム差の3位につける。パイレーツは遊撃手のニューマン、内野複数ポジションをこなすバンメータ、外野手のギャメル、マリズニックと主力が相次いで離脱。巻き返しへの“復帰組”に筒香も加わる。