アストロズのヨルダン・アルバレス外野手(25)とジェレミー・ペーニャ内野手(24)が、守備中に交錯し負傷交代するアクシデントが起きた。

メッツ戦の8回、7番スミスが左翼方向へ浅い外野フライを放ち、打球を追っていた左翼のアルバレスと遊撃のペーニャが衝突。2人はグラウンドに倒れ込み、トレーナーや選手らが駆け寄った。チェックを受けた後、ともに自力で立ち上がったが、アルバレスはカートでグラウンドを後にし、ペーニャも途中交代した。

アストロズのベイカー監督は試合後「怖いプレーだった。誰でもこのようなアクシデントは起こり得る。特にここは観客の声援や飛行機の音でかけ声が聞こえにくい」と振り返り、2人の状態については「まだわからない。さまざまな検査を受けている段階。慌てて結論を出したくはない」と話した。

主に指名打者を務めるアルバレスは、前日終了時点で今季打率3割2分1厘、23本塁打、56打点でOPS1.081はリーグトップ。オールスターのファン投票第2回中間発表ではア・リーグDH部門でエンゼルス大谷に約41万票差をつけトップだった。今季デビューしたペーニャは打率2割7分5厘、9本塁打、27打点、OPS.795で新人王の有力候補に挙がっている。

試合は先発右腕バーランダーが8回2安打無失点と好投し、ナ・リーグ最高勝率のメッツ相手に今季4戦4勝。バーランダーは今季メジャー一番乗りとなる10勝目(3敗)を挙げた。