レッドソックス沢村拓一投手(34)が、今季最長タイの2イニングを無失点に抑えた。

5-6の7回から5番手として登板。先頭のヒギンスに右翼へ二塁打を許したが、ベラスケスを空振り三振。シモンズを四球で歩かせたが、「低めに投げていけばゴロになる確率は高い」とモレルを92・3マイル(148・5キロ)の高速スプリットで二塁ゴロ併殺に打ち取った。

8回も続投した。先頭のコントレラスを見逃し三振の後、ハップの打球を一塁手が失策。1死二塁となったが、空振り三振と一直でピンチを切り抜けた。最速は97マイル(156キロ)と走り「自分が投げているボールは悪くないと実感していた。普段通り、走者をかえさない投球ができた」と振り返った。

これで沢村は3試合連続で無失点。防御率は2・63となった。レ軍はこの日から17連戦がスタート。投手の消耗は避けたいところで、沢村が回またぎで無失点に抑えた。

今季開幕前にレッズを戦力外となり、パドレス傘下のマイナーからの昇格がかなわなかった秋山が広島に入団した。仲の良い同学年の活躍を期待し「楽しみだし、1人のファンとして、(プレーを)早く見たい。同級生に米国で会えないのは寂しいけど、彼の決断を100%支持するし、それはこの先ずっと変わらない」と話した。