左アキレス腱を痛めて負傷者リスト(IL)入りしていたヤンキースのリリーフ左腕アロルディス・チャプマン投手が、1日に戦列復帰した。

34歳のチャプマンは今季、開幕から17試合に登板して0勝2敗9セーブ、防御率3・86という成績で、5月24日にIL入り。マイナーで2試合のリハビリ登板を経ての復帰となった。

ただし、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は雨天順延となったこの日の試合前、チャプマンは従来の抑え固定ではなく、中継ぎも含めて流動的な起用となることを示唆した。

チャプマンはメジャーデビュー以来ほとんどのキャリアをクローザーとして過ごし、通算315セーブをマーク。だがブーン監督は新たな役割を与えることに不安はないとし、同投手がストライクゾーンを攻めるようないいリズムを取り戻すために「好投できる最適な機会で送り出したいだけだ」と話している。

ヤンキースはチャプマン不在の間にクレイ・ホームズ投手がクローザーとして台頭。ゴロを打たせるピッチングでここまで14セーブ、防御率0・49と好投を続けている。(AP)