日本でも活躍した元助っ人のジュニアが、エリート指名を待っている。MLBのドラフト会議が7月17~19日に開催される。全体1位では、元楽天外野手のアンドリュー・ジョーンズ氏(45)の長男、ドリュー・ジョーンズ外野手(18=ウェスリアン高)が最有力候補に挙がる。

<主なMLBドラフト全体1位>

◇76年フロイド・バニスター投手(アストロズ) 通算134勝143敗。マリナーズ時代の82年にリーグ最多209奪三振。90年にヤクルトでプレー。

◇77年ハロルド・ベインズ外野手(ホワイトソックス) 通算384本塁打、1628打点。球宴6度選出。DHで1643試合出場は歴代2位。19年に殿堂入り。

◇78年ボブ・ホーナー内野手(ブレーブス) 78年新人王、通算218本塁打。87年にヤクルトでプレーし、93試合で打率3割2分7厘、31本塁打、73打点。赤鬼の愛称で親しまれた。

◇87年ケン・グリフィー・ジュニア外野手(マリナーズ) 97年MVP、本塁打王4度、打点王1度。ゴールドグラブ賞10度、球宴13度選出。通算630本塁打。16年に得票率99・3%で殿堂入り。

◇90年チッパー・ジョーンズ内野手(ブレーブス) 99年MVP、08年首位打者、通算468本塁打は両打ち歴代3位。18年殿堂入り。

◇93年アレックス・ロドリゲス内野手(マリナーズ) 歴代4位の通算696本塁打。MVP3度、首位打者1度、本塁打王5度、打点王2度。球宴14度選出。14年は薬物使用で出場停止。

◇02年ブライアン・バリントン投手(パイレーツ) 通算1勝9敗、防御率5・62。11~14年に広島、15年にオリックス。NPB通算124試合で45勝45敗、防御率3・25。

◇09年スティーブン・ストラスバーグ投手(ナショナルズ) ドラフト史上最高の4年総額1510万ドルで契約。14年リーグ最多242奪三振。19年最多勝、同年世界一。

◇10年ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ) 12年に野手最年少の19歳で新人王。15年リーグ最多42本塁打を放ってMVP、21年に2度目のMVP。

◇11年ゲリット・コール投手(パイレーツ) 高卒時にヤンキースから1巡目(全体28位)で指名されるも進学。19年最優秀防御率と奪三振王、21年最多勝。

◇12年カルロス・コレア内野手(アストロズ) プエルトリコ出身で初の全体1位。15年新人王。17年世界一。