レッズの新人右腕ハンター・グリーン投手(23)がカージナルス戦に先発し、100マイル(約161キロ)超えの球を47球投げた。2008年にスタットキャストによる計測がスタートしてから、1人の投手が1試合で投げた100マイル超えの球数はこれが新記録となる。

初回の初球からいきなり101・1マイル(約162・7キロ)のフォーシームを投げると、6球続けて100マイル超え。最速は初回に出した102・6マイル(約165・1キロ)だった。最後のイニングとなった6回も、11球中5球は100マイルを超えた。

6回まで81球を投げ、4安打無失点、11奪三振で無四球と圧倒的な投球だった。

グリーンは2017年ドラフト1巡目全体2位でレッズに入団。当初は投打の二刀流だったが、マイナー時代に自らの意思で投手に専念した。今年4月10日にメジャーデビューし、今季はここまで20試合に登板し4勝12敗、防御率4・97。この日は好投したが、勝敗は付かなかった。

グリーンとバッテリーを組んだロマインは「速球でストライクゾーンを攻め、高めにいい球を投げていた。剛速球があるから、スライダーも有効だった」と振り返った。