ヤンキースのアーロン・ジャッジ右翼手がポストシーズン2号のソロを放った後、ダッグアウトでカメラに向かってユニホームの胸ロゴにキスをするという珍しいしぐさを見せた。同選手は「ファンに向けて」感謝を送ったとし、サッカーの試合に影響されたと話している。MLB公式サイトが伝えた。

両軍2勝2敗のタイで迎えた最終戦は、東地区覇者のヤンキースが、中地区覇者のガーディアンズを振り切り、2019年以来3年ぶりのア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ジャッジは3-0でリードしていた2回に、ポストシーズン2号となるソロを放ち、チームの勝利に貢献した。

そのジャッジはダッグアウトに戻ると、一塁側のカメラに向かい、ユニホームの胸に入った「NY」のロゴ部分をつかみ、そこにキス。誇らしげにロゴを握りしめた。このオフにフリーエージェントとなるため、1戦1戦がヤンキースで最後の試合となる可能性があるなか、チームとフランチャイズへの愛情を示した。

ジャッジにしては珍しいしぐさだったが、このときのことについて本人は「あれは、ファンに向けてやったんだ。サッカーのプレミアリーグをたくさん見ていて、ああいうのって最高だなと思った」とサッカー選手のパフォーマンスに影響されたとコメント。「ファンは最初の1球からエネルギーを送ってくれ、盛り上げてくれたからね。大声で声援を送り、歓声を上げ、楽しい雰囲気を作ってくれたよ」と、感謝の気持ちを述べている。