カージナルスの地元紙『セントルイス・ポスト・ディスパッチ(電子版)』は8日、カージナルスがワールドシリーズ制覇にも貢献した田口壮外野手(元オリックス)をはじめとして日本や韓国のプロ野球から選手を獲得して成功を収めてきた歴史を紹介。そのうえで今オフのアジア注目選手として千賀滉大投手(ソフトバンク)らを取り上げた記事を掲載した。

千賀については海外フリーエージェントの権利を有し、交渉権獲得に費用がかからないことや、最速160キロを超える速球とスライダー、フォークボールを武器とすること、今オフの移籍市場は先発右腕が手薄なため注目度と契約金が高騰する恐れがあること、代理人のジョエル・ウルフ氏とカージナルスにコネクションがあること、複数のメディアでカブスが興味を示していると報じられていることなどを紹介した。

吉田正尚外野手(オリックス)については首位打者2回の実績や選球眼の良さに注目。吉田が好きな選手であるブライス・ハーパー外野手を擁するフィリーズが有力候補に挙げられ、千賀同様に獲得に資金を要するとみられている。

藤浪晋太郎投手(阪神)については、速球とスライダー、スプリットのコンビネーションが抜群だとする一方で最大の問題は制球力だと指摘。獲得はギャンブルになり得るが、法外な金額は要求されないだろうとしている。