レイズが、フィリーズからFAになった先発右腕ザック・エフリン(28)と3年総額4000万ドル(約56億円)で合意した。1日(日本時間2日)、ESPNなど複数の米メディアが報じた。年俸は23、24年が1100万ドル(約15億4000万円)、25年が1800万ドル(約25億2000万円)。総額では球団史上最高のFA契約となる。

エフリンは12年ドラフト1巡目(全体33位)でパドレスと契約し、14年オフにフィリーズに移籍。16年にメジャーデビューを果たし、18年には11勝8敗、防御率4.36で初の2桁勝利を記録した。

今季は右膝の故障で6月に離脱。9月の復帰以降はリリーフに回り、20試合(先発13)で3勝5敗1セーブ、防御率4.04だった。通算成績は127試合で36勝45敗1セーブ、防御率4.49。

レイズのこれまでのFA契約の最高額は、97年オフに契約したウィルソン・アルバレスの5年総額3500万ドル(約49億円)だった。来季の先発ローテはエフリン、マクラナハン、グラスノー、スプリングス、ラスムセンとなる見込み。