2年連続で開幕投手を務めたエンゼルス大谷翔平投手(28)のサイン伝達機器「ピッチコム」の使用方法が独特だと、米メディアで話題になっている。

大谷は今季から導入された投球時間制限「ピッチクロック」対策として、捕手からサインを受けるのではなく、自分からサインを出すことに決めたという。その理由をネビン監督は「ショウヘイはたくさんの球種を持っているため、サインを決めるときに何度も首を振り続けたら時間がなくなってしまう」と説明している。

今季、投手自らからサインを出すケースは大谷以外にも何人も出ているが、30日付のESPN電子版によると、大谷のピッチコムの使用方法は他の選手と違うという。多くの投手は利き腕とは逆の腕に端末を装着しボタン見て押しているが、大谷は左肩付近に端末を装着し、その上からユニホームを着ているためボタンが見えない。そこで大谷はキーパッドの位置を記憶し、キーを見ずにボタンを押しているという。ESPNのジェフ・パッサン記者は「驚くべき点は、ボタンを見ずにサインを押していることだ」と指摘している。

大谷はこの日、6回を投げ2安打無失点、10奪三振3四球と好投し勝利投手の権利を得て降板したが、チームは逆転負けし勝敗は付かなかった。

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