エンゼルス大谷翔平投手(28)が本拠地でのロイヤルズ戦に「2番DH兼投手」で出場し、7回2安打無失点、6者連続を含む11奪三振の好投で3勝目を挙げた。

ネビン監督は試合後の会見で、大谷の投球について「素晴らしかった。スイーパー(スライダー)を多く使い、速球も90マイル後半が出ていた。特に(3者連続三振に仕留めた)初回の投球は今まで見た中でも最も圧倒的だったかもしれない」と称賛。「打者の立場からすれば、彼に対応するのはとても難しい。スイーパーは手が出ないし、彼がこちら側のチームで良かったよ」と、大谷と対戦する難しさを口にした。

この日の投球では、今季4試合で計8球しか投げていなかったカーブを9球投じた。「彼は打者のことをよく勉強し、使いどころを理解している。投げた瞬間はボールに見えるし、低めにも投げられるから打者の目線を変えられる。彼の武器の1つで、あまり多くは投げないが投げたときはとても効果的」と話した。

大谷はこれで3勝0敗で、防御率0・64と38奪三振はいずれも両リーグトップ。サイ・ヤング賞を受賞する可能性には「もちろんだよ。ゲリット(ヤンキースで今季4勝0敗のコール)もショウヘイと同じような成績を残しているし、これからのシーズンがどうなるか楽しみ」と話した。

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