パドレスのダルビッシュ有投手(36)が、2回2/3を7安打7失点で降板し、今季4敗目(3勝)を喫した。今季ワーストの7失点でさらに今季最短の登板。5回までもたなかったのは昨年4月12日のジャイアンツ戦以来となった。

1回に1点の援護をもらった裏に、2番ジャッジに同点の15号ソロを浴びたが、立ち上がりは悪くなかった。2回は3者凡退に打ち取り、調子を上げているかに見えた。

だがチームが3-1と逆転した直後にマウンドに上がった3回、先頭の8番ヒガシオカに左二塁打、9番ボルピに中前適時打、1番トーレスに中前打、2番ジャッジに左前適時打、3番リゾに右前適時打と5連打された。次の4番ラメーヒューの本塁打の当たりを中堅手グリシャムがジャンプして捕球し救われたが、5番ベーダーの内野ゴロの間に1点を追加され、6番カルフーンに適時二塁打を浴び、二塁に走者1人を残し降板した。

ダルビッシュは地元メディアに通訳を通し「すべてがあっという間のできごと」と振り返った。運悪く野手の間を抜けた当たりもあれば、失投をうまく打たれた安打もあったという。メルビン監督は「ビッグイニングを作られてしまったのが不運だった。うまく狙い球を打たれたのか、ロケーションのミスもあったかもしれない」と話した。

ダルビッシュは「特に悪いところはない。2回までは全然悪くなかった。3回は何を投げても(相手の)タイミングが合っていた。自分の投げている球を見直したい」と話した。