MLBは7日(日本時間8日)、カナダで起きている山火事の影響で大気の状態が悪いため、この日にニューヨークで行う予定だったヤンキース-ホワイトソックス戦とフィラデルフィアでのフィリーズ-タイガース戦を中止すると発表した。ニューヨークでは、青空がオレンジ色に曇っている状態で、大気が「有害レベル」と警報が出され、市民には外出を控えるよう呼びかけが行われているほどだという。MLBは文書で「医療と気候の専門家、影響を受ける球団と相談を重ねた結果、中止を決定した」と発表した。

各チームはすでに球場で試合の準備をしており、ヤンキースのブーン監督は中止を受け「球場に来てすぐに屋外での打撃練習の中止を決め、練習はすべて室内で行っていた。外に出てみたら空気全体がオレンジ色で、ワオと驚いたよ」と話した。

中止になった2試合はいずれも翌8日(同9日)にダブルヘッダーで行われる予定だが、専門家の予想によると空気の状態が1日で回復する可能性は低いという。