パドレスのダルビッシュ有投手(36)が、メジャー通算100勝を達成した。 ロッキーズ戦に先発し、6回途中4失点と苦しみながらも、打線の援護もあり、今季5勝目(4敗)を挙げて節目の数字に到達した。日本人選手では、通算123勝の野茂英雄以来、史上2人目。今後は、あと「7」と迫った日米通算200勝(NPB93勝)に挑むことになる。

   ◇   ◇   ◇

▼ダルビッシュが大リーグ通算100勝をマークした。初勝利はレンジャーズ時代に初登板した12年4月9日マリナーズ戦。日本人投手で100勝到達は、通算123勝の野茂に次いで2人目。

▼ダルビッシュは通算254試合で到達。野茂がドジャース時代に100勝を達成した03年4月20日ジャイアンツ戦での255試合より1試合少なかった。100勝到達時の勝率も野茂の5割5分6厘(100勝80敗)を3厘上回る5割5分9厘(100勝79敗)。達成時の通算防御率は野茂3・94、ダルビッシュ3・54。

▼100勝到達時の年齢は野茂が34歳7カ月、ダルビッシュが36歳9カ月。ダルビッシュは右肘手術のため15年に1シーズン投げず、20年にはコロナ禍でシーズンが短縮されたこともあり、年齢では野茂の方が年少。

▼ダルビッシュはオリオールズ、レンジャーズを除く28球団から勝利。野茂は100勝達成時に29球団から勝っていた。球場別では22球場で白星を挙げ、最多はレンジャーズ時代の本拠地だったレンジャーズボールパーク(14年以降グローブライフパーク)の31勝。