エンゼルス大谷翔平投手(28)が「3番DH」で出場し、自己新記録の月間14本塁打を達成。同チームのフィル・ネビン監督は「毎日驚かせてくれる」と絶賛した。MLB公式サイトが伝えている。

大谷は5-9の9回2死一塁、4番手の右腕ケンドール・グレーブマン投手のスライダーを捉え、中越えに運んだ。チームは負けたが、今月14本目の本塁打で、21年シーズンの自己最多を更新し、球団新記録と日本人メジャーの月間最多本塁打も塗り替えた。

ネビン監督は「彼は毎日、記録などあらゆることで私たちを驚かせてくれる。ものすごい才能の持ち主で、見るのが楽しい」と絶賛。マイク・トラウト中堅手も「素晴らしい1カ月だった。こんなの見たことがないし、きっと2度と見ることはないだろう。しかも、私はそれを一番前で見ているんだ。彼のやっていることは本当に特別」とたたえた。

なお、大谷はスライダーを捉えたが、これは今季序盤に同選手が手こずっていた球種。ネビン監督は「数週間か1カ月ほど前は対応に苦しんでいた球種だが、彼は相手投手陣のアプローチをよく研究し、理解している」と話した。