オリオールズとアスレチックスが19日(日本時間20日)、藤浪晋太郎投手(29)のトレードを正式に発表した。MLB公式サイトのマーティン・ガレゴス記者によると、藤浪はレッドソックス戦後のクラブハウスで、チームメートと別れのあいさつをし、ハグを交わしていたという。

藤浪は昨オフにポスティングシステムを使用して阪神からアスレチックスに移籍。メジャー1年目の今季は34試合登板で5勝8敗3ホールド、防御率8・57の成績を残している。開幕から先発として苦しんだが、リリーフ転向後に徐々に安定感を増し、18日のレッドソックス戦でも1回無失点と好投。6月20日から11試合連続無四球としていた。7月は7試合に登板し防御率2・25と好投を続けている。

オリオールズの本拠地があるボルティモアのメディアは藤浪獲得に好意的だ。ジ・アスレチックのブリット・ギロル記者はツイッターに「面白い投手が加わった」と投稿し、スポーツノートのダン・コネリー記者は「球はいいものを持っているし、クリス・ホルト投手コーチの魔法にかかればもっとストライクが投げられる。ブルペン補強としてこの獲得はいいね」と投稿した。