「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(29)が、今季4度目、通算16度目の1試合2発でチームの4連勝に貢献した。

2回2死一塁の第2打席、右腕マニングの低め直球を捉え、左越えに37号2ラン。4回無死の第3打席は、再びマニングから強烈な一撃で中越えに運んだ。3打数2安打3打点で、ネビン監督の通算100勝に花を添えた。

試合後、クラブハウスは大盛り上がり。祝福のビールかけ(?)で目を充血させた同監督は「ランドリーのかごに入ってシャワーをかけられるのが伝統的のようだが、目に…」と苦笑いだった。

2本目の本塁打を打った後、フルスイングをしたせいか、腰を痛めた様子だった大谷は、けいれんの症状で途中交代。ネビン監督は「大丈夫だと思う。今日よく寝て、明日へ向けて準備する」と話した。

大谷はこの日、ダブルヘッダー第1試合はメジャー6年目で初の完封勝利を挙げ、2試合目は2打席連続アーチ。同監督は「なんて言っていいか分からないが、彼のパフォーマンスを見られるのは素晴らしいこと。1人の選手として高めるのも、集中力がいること。メンタルが強くなければ、できない。それが最も、印象深い。想像を絶する」と語った。