レッドソックス吉田正尚外野手(30)が5日(日本時間6日)、ブルージェイズ戦で2安打を放ち、日米通算1000安打に到達した。

4回に左前打を放つと、8回の第4打席には救援左腕メイザの94・7マイル(約152キロ)の速球を捉え、三遊間を破る左前打。今季116安打となり、オリックス時代の884安打と合わせ大台に達した。

打率はリーグ3位の3割7厘となり、「納得するスイングが少しずつできている」と振り返る一方で、節目の数字の重みも実感した。「1本1本の積み重ね。毎年ベストを尽くしてキャリアハイを出していきたい。それで最終的にどこまでいけるかという感じ」と先を見据えた。

もっとも、チームは9回、1点差に詰め寄り、なお同点の好機に手痛い走塁ミスが出て3連敗。主軸のディバースが、試合開始4時間前の集合時間より2時間遅刻したペナルティーでスタメンから外されるなど、シーズン佳境を前に足並みの乱れが影を落とす一戦となった。