ア・リーグ覇者のレンジャーズが敵地で3連勝を飾り、対戦成績4勝1敗でダイヤモンドバックスを下し、前身のワシントン・セネタース(72年からレンジャーズ)が1961年に創設されて以来、63年目で初の世界一に輝いた。

先発イオバルディが、5回まで毎回得点圏に走者を許しながらも、粘り強い投球でホームを踏ませず、緊迫した投手戦となった。

試合が動いたのは7回。先頭の2番シーガーが左翼線へチーム初安打を放って出塁。カーターが二塁打で続き、4番ガーバーが中前へ適時打を放ち、ついに均衡を破った。

9回には、3連打と相手失策、さらに1番セミエンの2ランなどで4点を加えダメを押した。

今季から指揮を執ったボウチー監督にとっては、ジャイアンツ時代に続き、4回目のワールドシリーズ制覇となった。