オリックスからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す山本由伸投手(25)について、ニューヨークに本拠を置くヤンキースとメッツの両球団が獲得に本気で乗り出すと15日、地元中継局SNYが伝えた。

同局の番組に出演したアンディ・マルティノ記者は「ヤマモトはどちらの球団にもぴったりフィットする。私が聞いた情報によると、本人はニューヨーク、そしてビッグマーケットのチームへの移籍も完全に視野に入れている」とリポート。さらに「メッツはこの選手を本当に気に入っている。彼の投球を見た人は、誰もが千賀よりはるかに優れていると信じて疑わない。千賀は良い投手だが、この男はとてつもなく素晴らしいポテンシャルを持っている」と、球界関係者からかなりの高評価を受けていると伝えた。

メッツは20年オフに大富豪のスティーブ・コーエン氏がオーナーに就任し、潤沢な資金力を生かして大型補強を続けてきた。同記者は「コーエンが就任して以降、メッツとヤンキースの初のFA対決となる可能性がある。彼と(ヤンキースのオーナーの)ハル・スタインブレナーはまだ同じ選手を狙ったことがない。メッツもヤンキースも彼を本当に欲しがっている」と、ニューヨークのチーム同士による激しい争奪戦が繰り広げられると予想した。