エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)で契約に合意した。契約は世界のスポーツ界で史上最高額となり、名実ともに世界最高選手となった。

チームの看板選手に去られたエンゼルスは、すぐに作業に取りかかった。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者はX(旧ツイッター)で「ショウヘイ・オオタニの壁画を撤去作業中だ」と写真を投稿。エンゼルスタジアムの外側に大谷の巨大な絵が他の選手と並んで飾られており、重機でそれをはがす作業が行われている様子だった。

同記者は、大谷がエンゼルスを去った理由に勝てなかったことを一番に挙げ「モレノ・オーナーの失敗」と指摘した。同じくエンゼルス番を務めるオレンジカウンティ・レジスター紙のジェフ・フレッチャー記者は「エンゼルスかミナシアンGMから何かコメントがあるかもしれないが、今のところ去就の発表をしたのはオオタニだけだ」と投稿した。