ジャイアンツが、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)で契約した大谷翔平投手(29)へ、ほぼ同額のオファーを提示していたと12日、複数の米メディアが報じた。ザイディ編成本部長は「私たちも史上最高額の条件を提示した。彼が最終的にドジャースと合意したものと同じではないが、遜色ないものだっただろう」とAP通信に語った。

2日にメルビン監督やOBのバスター・ポージー氏同席で本拠地オラクルパークで交渉したと明かした。条件を3度も引き上げ、ド軍同様に年俸のほとんどの後払いにすることも了承していたが、大谷から南カリフォルニアに残りたいという意思を感じたという。ポージー氏は米メディア「ジ・アスレチック」に、11月中に代理人のバレロ氏に直接電話していたと明かした。本拠地サンフランシスコは治安が悪化しており「現在の都市の状態にはいくらかの懸念があった」と2時間の交渉を振り返った。