MLB公式サイトが「次の満場一致の殿堂入りは誰か」と題して、可能性のある8選手をピックアップ。2025年に資格を得る人物の中では唯一、マリナーズなどで活躍したイチロー氏の名前を挙げた。

イチロー氏はメジャー19シーズンで通算2653試合に出場し、打率3割1分1厘、3089安打、117本塁打、780打点、509盗塁を記録。デビューイヤーの2001年には新人王とリーグMVPに輝き、同年から10年連続でオールスターに選出され、ゴールドグラブ賞も01年から10年連続で獲得している。殿堂入り選考の有資格者となれるのは現役引退後5年が経過した選手で、イチロー氏は25年に初めて有資格者となる。

同記事は「イチローは27歳という年齢でルーキーとしてメジャーでの野球人生をスタートさせたにもかかわらず、通算安打数(24位)、打席数(48位)、盗塁数(35位)、得点数(90位)、塁打数(93位)でメジャー歴代トップ100にランクインしている」とコメント。

さらに「これにはイチローの文化的影響力の大きさは含まれていない。01年の歴史的な新人王&MVPを獲得したシーズンに始まり、19年春の東京での感動的な別れまで、彼は日本人野手がいかに米国の地で成功できるかを証明した」とつづると、「彼のレガシーに日本プロ野球時代の業績を含めるべきかどうかはともかく、25年の(殿堂入り)投票用紙の1枚1枚にイチローが含まれないような事態は論理的にあり得ない」と断言した。