メッツ千賀滉大投手(31)が、右肩の張りのため、3月28日のシーズン開幕に間に合わない見通しとなった。22日、キャンプ地のフロリダ州ポートセントルーシーで取材に応じ「非常に悔しい。今の状況で投げることに不安があった。年間を通してプレーするために今は(間隔を)空ける」と話した。

14日のキャンプ初日から異変を感じ、全体練習に参加しなかった21日にMRI検査を受け、22日の診断で右肩後部に張りが見つかった。復帰時期は未定で手術の予定はない。リハビリに専念することになった千賀は「過ぎたことを後悔するよりも、もっといい選手になって帰ってこられるように準備したい」と気持ちを奮い立たせた。スターンズ編成本部長は「私たちによく(症状を)伝えてくれた。おかげで早い段階で治療することができた」とし「開幕戦は期待できなくても、今季は多くの試合で先発してくれるだろう」と早期復帰に期待した。

千賀はメジャー1年目の昨季、29試合で12勝7敗、防御率2・98をマーク。新人王では2位、サイ・ヤング賞では7位の得票を集め、今季はエースの働きが期待されていた。