メッツ藤浪晋太郎投手(29)が7日(日本時間8日)、ナショナルズ戦でオープン戦に初登板し、1回を3者凡退の好投で新天地デビューを飾った。

3-1の7回に5番手で登板し、遊ゴロ、左飛、二ゴロと3人をわずか10球で抑え、6球がストライクと制球が安定していた。キャンプイン当日の2月14日に正式契約後、同月23日に個人の事情で急きょ帰国し、今月2日にチームに再合流。そのため実戦登板が遅れていただけに「とりあえず無事に終えることができて、ほっとしています」と話した。

この日の直球は最速95マイル(約153キロ)と抑え気味。「球速はいつでも出るでしょうし、今日ももっと腕を振れば出たでしょう。求めていたのはそこではないので」と振り返った。メンドザ監督は「ストライクを投げることを望んでいた。素晴らしい投球だった」と称賛した。