米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は25日、通訳を務めた水原一平氏(39)が違法賭博に関与した疑いが発覚して以降初めて、本拠地ロサンゼルスのドジャースタジアムで報道陣に直接対応する。球団によると、大谷選手は声明の発表のみで質疑応答はなく、カメラによる撮影も禁止された。午後2時45分(日本時間26日午前6時45分)に始まる予定。

水原氏はソウルでの開幕シリーズ中だった21日に事実上の解雇となった。米メディアによると違法ブックメーカー(賭け屋)に借金があり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された。

水原氏はスポーツ専門局ESPNの取材に、大谷選手が借金の肩代わりをしてくれたと証言した後、同選手は何も知らなかったと撤回。大谷選手がいつから、どこまで事態を把握していたのかが焦点だった。

この問題を巡っては日本の国税庁に相当する内国歳入庁が水原氏を捜査していると伝えられ、大リーグ機構も調査を開始したと発表している。(共同)