ドジャース32代目指揮官のデーブ・ロバーツ監督(53)が、ついにワールドシリーズ連覇で球団史を塗り替えた。大リーグ全体でも21世紀で初。10年間で3度目の頂点は、21年間監督を務めたラソーダ氏の回数を超えた。「ダイナスティ(王朝)」かと問われると「私たちは非常に特別なものを作り上げた。選手、ファン、スカウト、育成部門の全てに誇りを持っている。王朝かどうかは、評論家やファンが議論すればいい。現状に非常に満足している」と高い組織力を誇った。

4回に2番手ロブレスキがヒメネスにぶつけたことをきっかけに、両軍の選手がベンチを飛び出し乱闘寸前に。中継ぎの層が薄く不安定なため、中3日の大谷からロブレスキを挟んで連投のグラスノー、スネル、山本と、次から次へと先発投手をつぎ込んだ。「周りを見回せば、みんなが参加したがっている。いつ起用し、いつ交代させるかが重要」。積極的にコミュニケーションを取り、状態を見極めた。山本も連投だが「彼は『ダイジョウブ』と言った。OKという意味だ」と投入を決断した。「ヨシは完全に信頼できる選手で、彼のおかげで私もかなり良い監督になれた」と感謝した。

沖縄生まれの指揮官が、日本人3投手を限界寸前まで使いこなした。「ショウヘイは明らかに世界的な期待を背負い、世界規模で野球界の顔。ナ・リーグMVPになるだろう。ヨシノブは野球界でもトップクラスの投手。今年とポストシーズンでそれを示した。ロウキは序盤は苦戦したが、健康を取り戻し、大きく貢献する方法を見つけた。日本のファンも彼らを誇りに思っているだろう。彼らを抱えられ、本当に幸運だ」。いつも明るく、うそが言えない正直者の監督は、朗らかに笑った。

◆ロサンゼルス・ドジャース 1890年にナ・リーグに参加。当初はニューヨークのブルックリンに本拠地を置き、47年に黒人初大リーガーのジャッキー・ロビンソンと契約。55年にワールドシリーズ初制覇。58年にロサンゼルス移転。日本人選手は95年に野茂英雄が初めて在籍した。リーグ優勝26度、ワールドシリーズ優勝9度。チーム名は、市民が路面電車を避けて歩いたことから「よける人」の意味。ロバーツ監督は沖縄出身で母親は日本人。

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