<ワールドシリーズ:フィリーズ4-7ヤンキース>◇第4戦◇1日(日本時間2日)◇シチズンズバンクパーク

 第3戦で代打本塁打を放ち勝利に貢献したヤンキース松井秀喜外野手(35)が試合前、大リーグ機構の要請で今ポストシーズン初めて公式記者会見に臨んだ。

 打撃好調ながら、指名打者制のない敵地で先発できない中、「自分のひざが原因だから、受け入れざるを得ない。とにかく自分の出番で結果を出すために頑張る」と決意を口にした。

 公式会見には両軍監督、翌日の先発投手、活躍している主力選手が呼ばれ、世界各国のメディアの取材を受ける。第2戦でも決勝本塁打を放つなど勝負強さを見せている松井は「いい結果を出すために準備をしているだけで、出来過ぎともできていないとも思わない。2つ勝っているというだけ」と勝利優先の姿勢を強調した。

 入団1年目以来6年ぶりの大舞台。過去5年間を振り返り「フラストレーションはあった。負けるということは受け入れがたいし、毎年ワールドシリーズを目標にしているから残念な年が続いた」と頂点への思いを口にした。