プロ野球オープン戦が終了。12球団監督にここまでの手応えを聞いた。
<パ・リーグ>
◆ソフトバンク工藤公康監督(オープン戦1位)
「先発陣もよく投げてくれてリリーフも頑張ってくれた。この打線なので点を取ってくれる。(今は不振だが)僕の中ではたいしたことではない。非常にいいオープン戦だった」
◆ロッテ伊東勤監督(オープン戦2位)
「キャンプから特に野手は競争意識を持ってやった。去年はスタートダッシュに失敗したので、早い時期から開幕をにらんでやってきた。全体としては満足しているが、あくまでこれからが勝負」
◆西武田辺徳雄監督(オープン戦7位)
「打線は役者がそろい、昨年より厚みがある。投手は岸の離脱、菊池の出遅れが響いている。開幕投手はチームに勢いをつける内容が求められる。(意欲を見せた牧田は)自覚があるなら頼もしい」
◆オリックス森脇浩司監督(オープン戦4位)
「バッテリーを含めた守りで、アウトを取る確率をある程度のラインにキープできたことが大きい。開幕からの1戦1戦を大事にしながら3月、4月、5月と進めていきたい」
◆日本ハム栗山英樹監督(オープン戦10位)
「まだまだ足りないところは、いっぱいあるけれど、ここに来るまで手を打ったつもり。この先も課題をはっきりさせてやっていく。開幕へ向けて楽しみもあるが、不安も半分ある」
◆楽天大久保博元監督(オープン戦6位)
「1つ負け越しているので、勝ち星に関しては50点。ただ納得いく野球をやるための段取りは8割作れた。残り2割はみんなに活躍してもらうだけ。(シーズンへの)準備としては100点だよ」
<セ・リーグ>
◆巨人原辰徳監督(オープン戦11位)
「やるべきことは、しっかりやった。しかしペナントレースに入ってから(チームを)構築する時期が来るかなと。今現状の中では、まだそこまで固まっていないというところですね」
◆DeNA中畑清監督(オープン戦2位)「うまくいき過ぎるぐらいで来ている。チームのムードも明るいし、元気が出てきた。やっぱり、そうじゃなくちゃ勝てない。特に今年は投手陣の充実には手応えを感じてる」
◆阪神和田豊監督(オープン戦4位)
「(打線は低調も)ここまで来てバタバタしても仕方ない。しっかり調整して、やるべきことをやって、開幕を迎える。投手陣は先発も中継ぎも整ってきている。いい状態で開幕に入っていける」
◆中日谷繁元信兼任監督(オープン戦9位)
「細かいことができていないところもある。シーズンを通して少しずつレベルを上げていかないと。投手がある程度安定してきた。(開幕まで)気持ちを上げる作業と細かいことの確認です」
◆広島緒方孝市監督(オープン戦12位)
「残り5試合で勝負を見据え戦ったけど、打線は正直物足りなかった。昨季チームの打点王エルドレッドが不在の中、目指す野球である小技や機動力をフル活用していかないといけないと感じた」
◆ヤクルト真中満監督(オープン戦8位)
「キャンプから通じて守備と走塁をやってきたことが出せた。負け越してはいるけど、準備すべきことは投打ともに出来ている印象。実戦に向けて選手が自信を持ってやってくれれば大丈夫」