プロ野球巨人は7日、福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していたとして熊崎勝彦コミッショナーに野球協約で定められている告発をした。

 八百長行為はなかったとして、巨人は永久失格の可能性のある野球協約第177条の不正行為ではなく、出場しない試合に賭けることを禁じた180条に基づいて告発。180条違反と認められれば、1年間か無期の失格処分となる。

 巨人は5日に福田投手が笠原将生投手(24)から紹介された知人との間で野球賭博を行っていたと発表。日本野球機構(NPB)の調査委員会が既に調査を開始しており、1カ月から1カ月半で処分案を提示するとしている。

 巨人によると、福田投手は夏の甲子園大会、巨人戦を含むプロ野球、米大リーグの試合で野球賭博をしていた。八百長行為はなかったとしたが、野球協約に抵触しているとしてコミッショナーに通報。笠原投手に野球賭博行為はなかったとしているが、知人が野球賭博常習者と認定されれば、野球協約違反となる。