阪神金本知憲新監督(47)が24日、四国IL・高知を退団した藤川球児投手(35)に“ラブコール”を送った。球団はすでに6月に続いて再オファーを出す方針を固めているが、かつてともにプレーした藤川について問われると「彼が本当にいい意味でプライドを捨ててね。チームのためというね。もともとそういうタイプだけどね。チームのために、ぶっ壊れても投げるという、頼もしいタイプなんだけど。チャレンジするという気持ちがあるかどうか確かめてみたい」と意思確認も含めた直接出馬へ積極的な姿勢を示した。

 また、藤川の現状についても「先発で球の出し入れができているとか。リリーフなら150キロ近くいける。連投もいける。そういう情報は聞いた。野球に対する姿勢とか、向かっていく姿勢とか持っている投手だから。うまいこと投げられて、実力で帰ってきてね。いい影響を与えてくれれば、それはプラスになる。まずは戦力にならないと。手術して、どれくらい上がってきているか。そこが一番」と話した。

 ともに中心選手として阪神で戦ってきただけに性格、考え方は理解しているようだ。ヤクルト、中日などとの争奪戦が予想される中で金本新監督の存在は古巣にとって大きなアドバンテージとなりそうだ。