阪神秋季2軍キャンプが17日、鳴尾浜で全日程を終了した。

 掛布雅之2軍監督(60)はキャンプMVPに9年目清水誉捕手(31)を指名。「横田たち(若手)がやるのは当たり前。力が分かっている中堅だけど、清水はバッティングをよくしようと貪欲に取り組んでいた。去年開幕で能見と組んでめった打ちされて、(今季1軍0の)悔しさもあると思う。はい上がってもらいたいし、その気持ちを感じた」と評価した。

 掛布2軍監督から円陣の一本締めの音頭取りに指名された清水は、「来年は掛布2軍監督、金本監督のもと、全員で勝利の喜びを味わえるように頑張っていきましょう」とあいさつ。「今年は1試合も出られなかった悔しさがある。10年目の来年は一番いい成績を残せるように、やってやろうという気持ちが強いです」と、1軍定着を誓った。