今季限りで現役引退を表明したロッテ・サブロー外野手(40)が1日、QVCマリンで会見した。

 引退を決めた理由を聞かれ、「やっぱり年齢もありますし、野球選手であるからには1軍で働かないといけないと思いました。上でやれる機会がなかったのが一番の理由です」と答えた。22年目の今季は開幕から2軍で、まだ昇格していない。

 プロ生活の一番の思い出には、05年の日本一を挙げた。「うれし涙を流すことは、僕の中にはないと思っていました。初めてうれし涙を流したことが記憶に残っています」と話した。

 また、ファンへのメッセージを聞かれ、「22年間、一時、半年間、ジャイアンツに行ったけど、帰って来た時も温かく迎えていただき、熱く応援いただいたことに感謝しています」と答えたところで、言葉に詰まり、目元をぬぐった。

 1分ほど沈黙した後、「すいません、泣いちゃダメなんですけど」と照れ笑い。ロッテへの思いを問われ「愛してます」と即答した。