中日の若手期待株が並んで300球超えの投げ込みを演じた。

 若松駿太投手(21)はシート打撃で球が高く浮き、1回を3安打1四球。そのままブルペンに向かうと、反省の意味も込め、志願して直球ばかり300球。「意地でも低くと思って、集中して投げました。投げている最中にこういう体の張りを感じたことがない。いい勉強になった」と振り返った。

 続いてシート打撃に投げた鈴木翔太投手(21)は対照的に、2回を6者凡退と完璧な内容。同じようにブルペンに直行すると若松のとなりで熱のこもった投球。球数は先輩右腕より多い309に達した。「多く投げている中でも悪い形にならないように。今まで以上に意識しないと悪くなってしまうので」。フォームを固めるために自主的に汗をかいた。2人とも直球だけで300球は初体験だった。