キャンプ中盤までは苦しんだ。実戦は16打席連続無安打。プロの内角球に差し込まれることが多く、凡打を繰り返した。だが、そんな負のスパイラルから脱却した。きっかけはキャンプ中盤、関係者から「追い込まれたらスポーツを変えるくらいの考えでいけ」と授かったアドバイス。そこからプラスの心構えで打席に立てるようになったという。22日に17打席目で藤川から初安打を放って以降は、3試合連続安打で7打数5安打の大当たり。期待のドラフト1位がついにお目覚めだ。
不振が続けば2軍で武者修行させるプランを抱いていた金本監督も、評価をあらためた。3月のオープン戦について「(打席に)立たせたいよね」と期待。今日28日に打ち上げる1軍キャンプの完走と、オープン戦同行が決まった。
金本監督 いいポイントで打っているよね。自分のポイントを持っている。そこで打てばいいというね。慣れてきたら、もっといいモノが出てくると思う。なかなか、あれだけ前で打つバッターは少ない。
三塁を争うキャンベルがこの日、紅白戦で左手首を負傷するアクシデントに見舞われた。大山の今後の活躍次第では開幕スタメンを張る可能性も出てくる。プロへの水に慣れ、いよいよ定位置取りに向けてギアを上げる。【山川智之】
<ドラ1大山のキャンプ>
◆異例の特打 1日のキャンプ初日に新人では異例の特打を行い、柵越え12本。金本監督は「紅白戦で使う」と即決した。
◆ホロ苦デビュー プロ初実戦の8日紅白戦に「5番三塁」で出場も、3の0。「力のなさを感じました」と居残り練習に励んだ。
◆プロの壁 13日の初の対外試合DeNA戦も3打数ノーヒット。今永に「手元でのノビがすごかった」と脱帽した。
◆雰囲気はある 16日サムスンとの練習試合も音なしで、計12打数無安打。それでも金本監督は「雰囲気はあるよ。スイングスピードがついたら打つよ」。
◆2軍修業プラン 悩めるドラフト1位について21日、金本監督は「それはちょっと、今後考えますわ」と今後の結果次第で降格させる可能性を示した。
◆初安打 22日の紅白戦で17打席目に藤川から初安打。続く打席ではドリスから内野安打。「やってきた形が出た」とにっこり。




