ロッテ伊東勤監督(54)が25日、永射保氏を悼んだ。

 「左キラー」として一時代を築いた永射氏は、前日24日、がんのため死去した。63歳だった。

 伊東監督は西武時代にバッテリーを組んでいた。この日のオリックス戦前、「今でこそ、ワンポイントは主流になっているけど、当時は少ない時代に左の強打者を抑えていた。若い頃は上から投げていたみたいだけど、俺が一緒にやってた時はサイド。(レロン)リーさんは打てなくて。カーブ、スライダーを武器に、左打者が出てきたら永射さんだった。酒が大好きだったけど、マウンドでは細かくて神経質なところもあった。鹿児島県人でかわいがってもらいました。だいぶ、お会いしてなかったけど…。残念です」と、思い出を明かした。