さらなる浮上を狙うDeNAが、投手力強化に踏み切った。DeNA黒羽根利規捕手(30)と日本ハムのエドウィン・エスコバー投手(25)のトレードが成立し、6日、両球団から発表された。エスコバーは横浜市内の球団事務所で入団会見に出席。「このチームでチャンスをつかみたい。先発でも中継ぎでもチームを助ける投球をしたい」と強い意気込みを示した。背番号は「62」に決まった。

 来日1年目の助っ人左腕は今季、14試合に登板して1勝2敗、防御率5・64をマーク。2位争いを演じるチームにとって左腕強化がカギだった。ラミレス監督は「ロングリリーフで2回、3回を投げられる力がある。スピードもある」と中継ぎとして期待を寄せた。今日7日から1軍に合流する。

 日本ハムは近藤、石川亮ら捕手の故障者が多く、強肩で守れる捕手を欲していた。ともに出場機会に恵まれなかった2人が、両軍の思惑に一致した。