ロッテが接戦を落とし、ソフトバンク戦の対戦成績は2勝11敗となった。

 先発のロッテ涌井秀章投手(31)は7回4安打2失点と好投したが、打線が角中の適時打で挙げた初回の1点に抑えられた。

 伊東勤監督は「涌井はボールの切れが最近ではいい方だった。失点はどっちも先頭の四球。これがなければ」と話した。

 打線は終盤に2度好機をつくったが、2点目を取ることができなかった。7回は1死一、二塁から、1番伊志嶺が浅い右飛。2番加藤も三振に倒れた。8回も2死一、二塁まで攻めたが、7番中村が右飛に終わった。

 伊東監督は「若い人の思い切りに期待しているけどなかなかね。場数を踏んでないというか。チャンスなのにピンチのよう」と嘆いた。

 打者伊志嶺の場面でスクイズを選択しなかったことについては「(球種の少ない森のような)あのタイプは結構打っているし、この前にウチの球場でも打った。スクイズはあまり得意じゃないだけに」と説明した。