日本ハム栗山英樹監督(56)が、凡ミスをした大谷翔平投手(23)に反省を促した。

 1点を追う5回。先頭で右翼線へ二塁打を放った大谷は、二塁ベース到達後に相手守備陣の中継プレーから目をそらした。右翼からの送球が乱れ、三塁側ファウルゾーンを転々としていたが気づけず、進塁チャンスを逃していた。

 栗山監督は、このプレーに「ちゃんと走塁をやってくださいという感じです」と、ばっさり。指揮官によれば、大谷はスライディングした際に左膝を二塁ベースにぶつけ、強打した箇所に気を取られていたもよう。「ぶつかっている場合じゃないよね。考えられないよ」と、続けた。

 27日オリックス戦では左太もも裏をつりそうな感覚に襲われて1打席で途中交代。この日は左膝を強打してしまったもようだが、栗山監督は「少しバッターは考えるけど、投げる方は予定通り進めていく」と、大事に至っていないことは強調していた。