オリックスのクリス・マレーロ外野手(29)が、29日のロッテ戦で放った今季19号2ランでプロ野球通算本塁打が10万号に到達した。

<NPB10万号アラカルト>

 ◆シーズン最多 個人が13年バレンティン(ヤクルト)の60本で、チームは04年巨人の259本。プロ野球全体では80年の2045本が最も多く、2000本以上出たのは80年だけ。

 ◆1日、1試合最多 1日で最も本塁打が多く出たのが64年6月7日。ダブルヘッダーを含む12試合で36本記録した。1試合最多は49年4月26日大映-巨人戦と80年10月3日ロッテ-近鉄戦の13本。

 ◆年齢 最年長本塁打は57年8月18日岩本義行(東映)が阪急戦で記録した45歳5カ月。最年少は投手の金田正一(国鉄)が50年10月6日西日本戦で記録した17歳2カ月。10、20、30、40代のすべてで打ったのは王貞治(巨人)谷繁元信(中日)ら7人いる。

 ◆カード別 巨人-広島戦の3459本が最も多く、内訳は巨人1900本、広島1559本。巨人では王貞治が196本、広島では衣笠祥雄が101本打っている。パ・リーグではソフトバンク-西武戦の3185本が最多。

 ◆満塁 満塁1号は36年9月23日岩田次男(名古屋)。1リーグ時代82本、セ・リーグ1097本、パ・リーグ1108本の合計2287本。個人では中村剛也(西武)の16本が最も多く、74年8月28日弘田澄男(ロッテ)99年8月20日小久保裕紀(ダイエー)ら8人が「ランニング満塁本塁打」をマーク。

 ◆サヨナラ サヨナラ1号は36年7月12日山下実(阪急)。1リーグ時代32本、セ・リーグ658本、パ・リーグ611本の合計1301本。個人最多は清原和博(オリックス)の12本だが、逆に縁がなかったのが江藤智(西武)。通算364本塁打も、サヨナラ本塁打を1本も打てなかった。

 ◆被本塁打 球団ではDeNAの8718本が最多で、2位はヤクルトの8608本。個人で400本以上打たれたのは鈴木啓示(近鉄)560本、山田久志(阪急)490本、東尾修(西武)412本の3人。

 ◆投手の1発 金田正一(巨人)は登板した試合で36本。代打本塁打2本を含めると、通算38本塁打を記録し、サヨナラ本塁打も2本打っている。二刀流の大谷翔平(日本ハム)は登板試合の本塁打は1本だけ。