CS進出へクリンチナンバーを2としている3位DeNAが、初回に4点を挙げた。1死一塁から3番ホセ・ロペス内野手(33)が左翼へ先制の30号2ラン。「打ったのはスライダーです。入るかどうかなという感じで走っていました。大事な試合で初回に先制できたのはうれしいです」と、笑顔を交えながら話してた。

 続く4番筒香嘉智外野手(25)はバックスクリーンへ27号ソロを放った。「甘くきたボールをしっかりと強く打つことができました。まだ序盤なので引き続き頑張ります」と2者連続アーチを振り返った。

 さらに宮崎、戸柱の連打で一、三塁とすると、柴田の中飛で2死後に8番ジョー・ウィーランド投手(27)が左中間に適時打を放った。初回から主導権を握った。

 2回に2点、3回表に3点を返されて逆転を許したが、3回裏にウィーランドが3号3ランを放って再び逆転した。ウィーランドは5回表に広島田中に同点2ランを浴びた。

 7-7で迎えた5回裏、DeNAは筒香が、この試合2本目となる28号ソロを放って勝ち越した。右翼の最上段、看板付近まで飛ばす135メートルの特大本塁打に「この打席も自分のスイングができ、しっかりと強く打つことができました。勝てるように頑張ります」と話した。

 さらに8番のウィーランドが2死一塁から、この日3安打目となる中前打でつなぐと、9番倉本の適時打で追加点を挙げた。リードを2点に広げた倉本は「後ろにつなげようと思って打席に入りました。ウィーランドが打って投げて頑張っていたので、なんとか得点につなげたいと思っていました。タイムリーになってよかったです」と笑顔で語った。