広島は3日、梵英心内野手(36)の退団を発表した。今後は自由契約となり、他球団で現役続行を目指すことになる。

 梵は広島・三次市出身で日産自動車から05年の大学・社会人ドラフト3巡目で広島に入団した。1年目の06年には新人王を獲得し、10年には盗塁王に輝いた。だが、11年に左膝を痛め、翌12年には右膝を手術した。徐々に出場試合を減らし、16年はわずか7試合の出場。今年はプロ入り初の1軍出場なしに終わった。

 この日、マツダスタジアムの球団事務所を訪れ、松田オーナーへのあいさつを終えた梵は「まだ動けると思っていますし、そのつもりでずっと今年はやってきたので、そういう判断(他球団での現役続行)になりました」と話した。今後は大野練習場など広島を拠点にトレーニングを続けながら、他球団からのオファーを待つ。